近年のサウナブームで「ととのう」という言葉を耳にする機会が増えていますが、実際にサウナで「整う」ためには正しい入り方やコツがあります。多くの方が「サウナに入っても整わない」「どうすれば効果的に整えるのか分からない」という悩みを抱えています。
本記事では、サウナ初心者から上級者まで誰でも実践できる「ととのい」を最大化するための具体的な方法を紹介します。サウナの適切な滞在時間、水風呂の効果的な入り方、外気浴のポイントなど、整い方をステップバイステップで解説します。
これらの方法を実践すれば、サウナ後の爽快感や深いリラックス状態を体験でき、日常のストレス解消や睡眠の質向上にもつながります。サウナの真の魅力である「ととのい」を体感し、心身ともにリフレッシュした状態を手に入れましょう。
サウナで「ととのう」とは深いリラックス状態になること
「ととのう」とは、サウナと水風呂の温冷交代浴を繰り返した後の休憩時に訪れる、極楽のような恍惚状態を表すサウナ用語です。2021年には新語・流行語大賞にノミネートされるほど広く知られるようになりました。
この状態は科学的にも説明されています。サウナで体を温めると交感神経が刺激され、心拍数が上がって発汗が促進されます。その後、水風呂で急冷すると血管が収縮し、さらに交感神経が優位になります。
最後に外気浴で休憩すると、体は「危険が去った」と判断して副交感神経が優位になり、心拍数が落ち着きます。
この自律神経のスイッチにより、脳内では幸せホルモンと呼ばれるエンドルフィンやセロトニンが分泌され、日常では体験できない「頭は冴えているのに体はリラックスしている」という特殊な状態になります。
これがサウナでの「ととのい」の正体です。
ととのうためには、サウナ→水風呂→外気浴のサイクルを2〜3回繰り返すことが効果的です。個人差はありますが、正しい手順で実践すれば、誰でもこの深いリラックス状態を体験できるでしょう。
サウナの正しい整い方とは?入浴ステップごとのコツ
サウナでしっかりと整うためには、サウナ室から水風呂、休憩までの一連の流れ(温冷交代浴)を正しい手順で行うことが大切です。ここでは、サウナに入る前の準備から、実際のサイクルの回し方まで、ステップごとのポイントを解説します。
準備 – 水滴を拭き取り発汗しやすい状態を作る
サウナ室に入る前の下準備として、まず身体を洗って清潔にし、湯船で軽く温まっておきましょう。入浴施設では「かけ湯」をしてからサウナに入るのがマナーですが、その後に体についた水滴をしっかり拭き取ることも重要です。
濡れたままの肌でサウナ室に入ると、水分が蒸発する際に熱を奪ってしまい発汗しづらくなります。「どうせ汗をかくから…」と濡れたまま入らず、タオルで素早く体を拭いてからサウナ室へ入りましょう。
また、サウナ前には水分補給も忘れずに。体内の水分が不足していると十分に汗が出ず、整う前に脱水症状になりかねません。入室前にコップ一杯の水を飲み、アルコールやカフェイン飲料は避けておくと安全です。
サウナ室 – 無理せず深呼吸し汗が玉になるまでしっかり温まる
いよいよサウナ室に入ったら、自分が快適に感じる範囲でしっかり体を温めることが整うための第一歩です。初心者の場合は最初から長時間頑張ろうとせず、5~8分程度を目安に様子を見ましょう。
温度の高い上段ではなく、最初は中段や下段に座ると楽に過ごせます。入室後は目を閉じてゆっくり深呼吸し、体をリラックスさせて汗を待ちます。
徐々に額や背中に汗がにじみ、その汗がポタポタと滴るくらいになれば十分に体が温まったサインです。サウナ室ではテレビや会話で気を紛らわせるより、自分の呼吸や鼓動に意識を向けてみてください。
熱さが辛くなる前に退室する勇気も大切です。「もう少しいけるかも?」と思う段階で切り上げるほうが、のぼせや脱水を防ぎ、結果的に心地よい整いに近づきます。
汗流し – 水風呂前にかけ湯やシャワーで体の汗を流す
十分に発汗したら、サウナ室から出てすぐに水風呂に飛び込まず、まずは汗を流しましょう。汗だくのまま水風呂に入る行為は「汗流しカット」などと呼ばれ、マナー違反になるので注意が必要です。
かけ湯やシャワーで体に付いた汗や老廃物をさっと洗い流すことで、水風呂が清潔に保たれ、他の利用者にも迷惑をかけません。
併せて表面の熱を少し落としておくことで、水風呂に入ったときの急激な刺激を和らげる効果もあります。周囲に水しぶきが飛ばないよう気をつけながら、素早く体をすすいで次のステップに備えましょう。
水風呂 – 手足からゆっくり入り1分を目安に血管を締める
整い体験のクライマックスともいえる水風呂では、焦らずゆっくり体を沈めていきます。心臓から遠い手足の先から順に水に慣らし、いきなり首までザブンと入らないようにしましょう。
最初の一瞬は息が止まるほど冷たく感じますが、じっと動かずにいると次第に落ち着いてきます。目安として30秒~1分程度水に浸かれば、熱で拡張した血管がキュッと収縮し全身が引き締まります。
長く浸かりすぎると体の芯まで冷えてしまい危険なので、「少し物足りないかな?」くらいで上がるのがポイントです。どうしても冷たさが辛い場合は、無理をせず冷水シャワーで代用しても構いません。
首筋や脇の下など大動脈が通る箇所に冷水を当てると効果的にクールダウンできます。
休憩(外気浴) – 全身の力を抜き5分以上リラックスする
水風呂から上がったら、すぐに体を拭かずにそのまま浴室の外気に身をさらしましょう。これが外気浴と呼ばれる休憩タイムです。ベンチやととのい椅子に腰掛け、背もたれにもたれて全身の力を抜きます。
目を閉じてゆっくり深呼吸し、心臓のドキドキが落ち着いていくのを感じてください。肌に付いた水滴が自然と蒸発していく頃、ふわっと体が宙に浮くような不思議な感覚に包まれることがあります。
5~10分程度は何もせず、ぼーっとするのがおすすめです。時間に余裕があれば10分以上ゆったりしても構いません。
涼しすぎて震える場合は軽く体を拭いたり、休憩中に羽織るガウンを用意するとよいでしょう。ととのい椅子があれば背もたれに身を委ね、何も考えずリラックスすることが肝心です。
反復 – このサイクルを体調を見つつ2-3セットで自分に合った回数繰り返す
サウナ→水風呂→休憩の一連の流れが1セットです。整う感覚を得るには、このセットを複数回繰り返すのが一般的です。初心者の方であればまずは2セットを目安にしてみましょう。
1セット目では「心臓がバクバクしてクラクラするけど、これが整った…?」という状態でも、休憩後の2セット目に入ると驚くほど体がサウナに慣れて楽になります。
余裕があれば3セット目まで挑戦してみても良いですが、無理は禁物です。人によってベストな整う回数は異なりますが、一般的には3セットで十分整える人が多く、上級者でも4セット程度と言われます。
それ以上繰り返しても体が刺激に慣れて効果が薄れるとも言われますので、回数より質を重視しましょう。「今日はちょっと疲れ気味だから2セットでやめておこう」など、その日の体調に合わせて柔軟に調整することが大切です。
終わった後はシャワーで汗を流し、水分とミネラルをしっかり補給してから帰りましょう。
サウナの種類によって入り方も変えたほうが良い!サウナのタイプ別におさえたいポイント
一口にサウナと言っても、その温度や湿度、スタイルは施設によって様々です。より安全かつ効果的に整うためには、サウナの種類に応じて入り方を工夫すると良いでしょう。
ここでは高温サウナや低温サウナ、湿度の違い、最近人気のロウリュサービスなど、タイプ別に注意したいポイントをご紹介します。
高温サウナ – 90℃以上は8分間を目安に短時間で集中発汗する
いわゆるドライサウナと呼ばれるタイプで、室温が90℃を超えるような高温サウナでは長居は無用です。高温環境では短時間で一気に発汗できる反面、オーバーヒートもしやすいため、まずは8分程度を目安に出るようにしましょう。
高温サウナは乾燥している場合が多く、汗がすぐ蒸発してしまうため実際の体感温度は表示温度より低く感じるかもしれません。それでも体内部は確実に熱せられています。
息苦しさや肌のピリピリ感を覚えたら我慢せず退出し、水風呂でクールダウンします。短時間であっても高温の熱刺激を十分受けているので、無理に10分以上頑張る必要はありません。
数分の休憩後、また短いサウナ時間でセットを重ねるほうが安全で整いやすいです。
低温サウナ – 60℃前後は10-15分間を目安にゆったり長く体を温める
ミストサウナや塩サウナなど、室温が60℃程度と比較的低めに保たれているサウナでは、じっくり時間をかけて発汗しましょう。低温サウナは湿度が高めのことも多く、一見熱そうに感じなくても体の芯からゆっくり温まります。
目安として10~15分程度は入っていられる場合が多いですが、これも心地よく感じる範囲で調整してください。低温とはいえ発汗が促進されていることには変わりませんので、長く入りすぎて気分が悪くなる前に切り上げます。
横になれるタイプのサウナ(寝転び湯のようなスタイル)もあるので、時間をかけてじんわり汗をかきたいときに低温サウナは最適です。テレビや音楽が流れている場合はリラックスしすぎて寝てしまわないよう注意しましょう。
湿度 – 高いほど体感温度は上がり発汗も促進されるので無理をしすぎない
サウナ室内の湿度も整い方に大きく影響します。一般的に湿度が高いサウナほど皮膚からの汗の蒸発が妨げられるため、体が冷却されにくく体感温度は実際の温度以上に暑く感じます。
例えば50~60℃でも湿度がたっぷりのスチームサウナでは、息苦しさを感じるほど熱く感じることがあります。このような場合は無理に長時間入らず、早めに退室して外気浴を行ったほうが安全です。
逆に湿度が低いドライサウナでは汗が蒸散しやすく、100℃近くあっても意外といられるものです。しかし大量に汗をかいていることには変わりないので、水分補給と時間管理はどのサウナでも忘れずに補給しましょう。
湿度の高いサウナでは特に呼吸がしづらくなることもあるため、浅い呼吸にならないよう意識して深呼吸し、苦しくなったら無理をしないことが肝心です。
ロウリュ/アウフグース – 高温高湿の強い刺激で整いやすいので短時間でも発汗できる
近年人気のロウリュウ(ロウリュ)やアウフグースは、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させたり、熱波師がタオルや団扇で熱風を送り込むサービスです。
これによりサウナ室内の湿度と体感温度が一気に上昇し、短時間で滝のような発汗を体験できます。
ロウリュサービス中は普段のサウナでは味わえない猛烈な熱波が襲ってくるため、初心者には刺激が強すぎることもありますが、そのぶん整いやすさは格別です。息苦しくなったら無理せず途中退出してもOKです。
たいてい数分間の我慢比べのようなイベントですが、終わった後は全身から大量の汗が噴き出し、水風呂での爽快感もひとしおでしょう。
ロウリュやアウフグースを受けたセットは、それだけで強烈な温冷刺激を得られるため、休憩中のととのい感が深まりやすいと言われます。
ただし刺激が強いぶん、脱水やのぼせにも注意してください。イベント後はいつも以上にしっかり水分をとり、休憩時間も長めに取ると安全です。
水風呂なし – 冷水シャワーで代用し首筋や脇の下を冷やして全身に冷たい血液を送る
施設によってはサウナはあるものの水風呂がない場合もあります。また、水風呂があっても冷たすぎて入れないという方もいるでしょう。そんなときは、冷水シャワーでクールダウンを代用できます。
ポイントは体を順番に冷やすことと、効果的な冷却ポイントを狙うことです。まず足先から水をかけ、次に腕先、そして太もも、胴体…という具合に心臓に近い部分へ徐々に当てていきます。
特に首筋や脇の下には太い血管が通っており、ここをしっかり冷やすと冷えた血液が全身をめぐって効率よく体温を下げてくれます。
冷水シャワーの場合も、一気に全身に浴びるより段階的にかけることでヒートショックを避けられます。水風呂に比べ刺激はマイルドですが、それでも十分にクールダウン効果はあります。
シャワーで済ませた場合でもその後の外気浴はしっかり行いましょう。風に当たっていると体表の水分が蒸発していき、次第に先ほどのロウリュ後のような心地良いトランス感が訪れるはずです。
サウナの入り方で気をつけるべき6つのポイント

サウナで整うための基本ステップを踏んだうえで、さらに安全かつ快適に楽しむための注意点も押さえておきましょう。
以下の6つのポイントに気をつければ、初めての方でも無理なくサウナを楽しめるはずです。
水分補給 – サウナ前中後に水やスポーツドリンクで脱水を必ず防ぐ
サウナでは大量の汗をかくため、脱水症状にならないよう意識的に水分を摂取する必要があります。入る前にコップ1~2杯の水を飲み、サウナ室に入る合間や出た後もこまめに水分補給しましょう。
スポーツドリンクや経口補水液だと塩分やミネラルも補給できて理想的です。のどが渇いたと感じる前に飲むくらいが丁度よいペースです。また、お酒を飲んだ状態でサウナに入るのは危険ですので厳禁です。
アルコールやカフェイン飲料は利尿作用があり脱水を進めてしまうため、サウナ前後は控えてください。
体調管理 – 寝不足や疲労時、飲酒後は利用を控える
体調が万全でないときに無理にサウナに入るのはやめましょう。寝不足や過度な疲労がある日、二日酔いや飲酒直後などは、普段よりのぼせやすかったり心臓に負担がかかったりします。
風邪気味のときや熱があるときも当然NGです。サウナは心身をリフレッシュさせるものですが、体調が悪いときに入るとかえって負荷となり危険です。
自分の健康状態を客観的に判断し、少しでも不安がある場合は無理せず休養を優先してください。サウナ好きの人でも「今日はコンディションが悪いから入らない」という判断ができることが大切です。
食事 – 満腹空腹を避け入浴1-2時間前に済ませるのが理想
サウナをより快適に楽しむには、お腹の状態にも気を配りましょう。満腹のまま入ると胃に血液が集まっているため、十分に発汗できなかったり気持ち悪くなったりする可能性があります。
逆に空腹すぎても低血糖でフラフラすることがあります。理想はサウナに入る1~2時間前までに軽めの食事を済ませておくことです。
入る直前にがっつり食べるのは避け、どうしても空腹感があるときはバナナやゼリー飲料など消化によいものを少量摂る程度にしましょう。サウナ後は吸収が良くなっているので、塩分や水分を含む食べ物で体を労ると回復が早まります。
持ち物 – タオルや飲み物、着替えは必須でサウナハットもおすすめ
サウナ利用時の持ち物もしっかり準備しておきたいポイントです。タオルは体を拭く用とサウナマット代わりに敷く用で2枚以上持っていくと便利です。大量に汗をかくので替えの下着や服も忘れずに。
水分補給用の飲み物(ペットボトル飲料など)も持参しましょう。サウナ中に飲む場合は他人にかからないよう注意が必要ですが、休憩時に水分をすぐ補給できるよう手元に置いておくと安心です。
さらにサウナ上級者に人気のサウナハットもぜひ用意してみてください。厚手のフェルト地などでできた帽子で、被ると頭や髪が高熱から保護され、のぼせにくくなります。最初はフェイスタオルを頭に巻くだけでもOKです。
耳栓や音楽プレイヤーは、施設のルールに従って静かに楽しむ分にはリラックス効果を高めるアイテムになるでしょう。
時間 – 我慢せず辛いと感じる前に退出する勇気を持つ
サウナに入る時間は人それぞれ適正が異なります。大切なのは温度計や砂時計とにらめっこして「○分経ったから出よう」と機械的に決めるよりも、自分の感覚を優先することです。
「少し熱くてきついな」「心臓がバクバクしてきた」と感じたら、例え目標時間に達していなくても遠慮なく出ましょう。我慢大会のように耐えるのは逆効果です。
逆に今日は調子が良いから長めに入れる、と感じるなら無理のない範囲でもう1~2分延長することもあります。いずれにせよ、「辛い」と感じ始める前に切り上げるのが安全かつ気持ちよく整うコツです。
サウナ→水風呂→休憩の1セット全体でも約20~30分ですので、時間配分を意識しつつも体の声をしっかり聞いて行動しましょう。
マナー – 汗を流す、体を拭く、静かにするなど周囲に配慮する
サウナで気持ちよく整うためには、自分だけでなく周囲へのマナーにも気を配りましょう。基本は公共のお風呂と同じで、他の利用者が不快に感じる行為は避けることです。
例えばサウナ室に入る前には汗や水滴を拭いてから入室し、サウナマットが用意されていれば自分の敷くスペースに敷いて座ります。大声で会話したり、タオルをバサバサ振り回して汗を飛ばすのもNGです。
水風呂には必ず汗を流してから入り、潜水のような危険行為はしないでください。休憩スペースの椅子も譲り合いの気持ちを持つと良いでしょう。
これらのマナーを守ることで施設全体の雰囲気が良くなり、自分も落ち着いてリラックスできます。快適な環境でこそ、存分に「ととのう」感覚を味わえるというものです。
サウナの整い方を極められる初級者から上級者までおすすめできる大阪のサウナ施設3選
実際にサウナで整う感覚を味わうには、環境の良いサウナ施設に行くことも大切です。ここでは、大阪で人気のサウナ施設の中から、初心者から上級者まで満足できる3つのスポットをご紹介します。
それぞれ特徴的な設備や整い体験ができるポイントがあるので、自分に合った施設選びの参考にしてください。
施設名 | 施設カテゴリ | サウナの種類 | アクセス | 営業時間・最終受付 | 定休日 | 料金 | 男女・カップルの利用 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大東洋 梅田 | 大衆サウナ | 乾式サウナ、湿式サウナ | 梅田駅 徒歩約10分 | 12:00~翌朝10:00 | なし | 60分: 1,600円~ | 不可 | 詳細を見る |
AMZA | 大衆サウナ | 乾式サウナ、湿式サウナ | 御堂筋線 なんば駅 徒歩約5分 | 12:00~翌朝10:00 | なし | 60分: 1,600円~ | 不可 | 詳細を見る |
スパワールド | 大衆サウナ | 乾式サウナ、湿式サウナ | JR新今宮駅 徒歩約2分 | 10:00~翌8:45 | なし | 1,500円~ | 不可 | 詳細を見る |
大東洋 – 高温サウナと深い水風呂、屋上外気浴で王道の整い体験ができる

- 多彩なサウナで初心者も落ち着いて楽しめる
- 深い水風呂と露天外気浴で芯まで徹底冷却
- 老舗ならではの充実施設で終日楽しめる
大阪を代表する老舗サウナ「大東洋」は、まさに王道のサウナ体験ができる施設です。館内には温度や湿度の異なる3種類のサウナ室があり、100℃近い熱波が味わえるロッキーサウナから、中温のフィンランドサウナ、ミストいっぱいのテルマーレ(湿式サウナ)まで揃っています。
特筆すべきは水風呂の充実ぶりで、14℃前後の冷水風呂をはじめ、温度違いでなんと4種類もの水風呂が楽しめます。中には腰までの深さがある壺水風呂や、氷点下近くに冷却された「ペンギンルーム」なる極冷スペースもあり、クールダウンのバリエーションが豊富です。
サウナで火照った体をギュッと引き締めた後は、屋上の展望外気浴スペースへ。大阪・梅田のビル街を眺めながらインフィニティチェアで風に当たれば、初心者でも思わず「ととのった…!」と呟いてしまうでしょう。老舗ならではの落ち着いた雰囲気と充実設備で、サウナ好きなら一度は訪れたい名店です。
施設の基本情報
施設名 | 大東洋 |
---|---|
施設カテゴリ | 大衆サウナ |
サウナの種類 | 乾式サウナ、湿式サウナ |
所在地 | 大阪府大阪市北区中崎西2-1-9 |
アクセス | 梅田駅 徒歩約10分 |
営業時間・最終受付 | 12:00~翌朝10:00 |
定休日 | なし |
料金目安 | 60分: 1,600円~ |
男女・カップルの利用 | 不可 |
公式HP | https://www.daitoyo.co.jp/spa/mens/ |
口コミ・評判
大阪サウナの聖地。 外観に比べて受付は凄く綺麗。店内は使用感がありますが、快適に利用できます。 サウナはロッキーサウナとフィンランドサウナは3段で広々、ミストサウナもあります。水風呂は2つの温度設定、休憩スペース、お風呂も多数。人気店ゆえに人はめちゃ多いですが、しっかりとサウナを楽しめます。個人的には露天風呂の浴槽内に設置してる休憩ベンチが好きです。
引用元 : Google Map
大阪を代表するサウナ。 一階受付はリニューアルされていてとても今風で綺麗です。それに比べるとサウナ自体は結構年季の入った昭和ストロングスタイル感が強い。 利用時間15時間まで2300円と言うのは割安感あります。 水風呂が温度別に2種類あるのが保守本流の証。冷たい水風呂は10度そこそこの温度設定で40秒位しか入ってられませんでしたが、その後に普通の水風呂に入ると身体全体的が薄い膜で覆われているような感覚になります。
引用元 : Google Map
大阪のサウナの聖地大東洋。サウナの種類が4種類ほどあり、一つは冷凍サウナとなっていてとても心地よい。ほかにもミストサウナやロッキーサウナ、フィンランドサウナがあり、どれも長くいれて嬉しい。強いて言えば、ずっと大声で話している客に対しても注意していないのは気になったが、それが気にならないほどよい空間。タオルやアメニティ等はすべて入場料に含まれているので手ぶらで行っても安心。
引用元 : Google Map
AMZA – オートロウリュと複数サウナで短時間で集中して整うことができる

- 15分毎のオートロウリュで一気に大量発汗
- なんば駅近くで仕事帰りにも立ち寄りやすい
- シングル級の冷水風呂で極上のクールダウン
大阪難波にある「サウナ&カプセル アムザ(AMZA)」は、忙しい人でも短時間で濃厚なサウナ体験ができると人気の施設です。最大の売りは巨大なIKIサウナストーブを据えた高温サウナで、15分おきにオートロウリュが作動する仕組みです。
自動でアロマ水が投入されるたびに蒸気が立ち上り、サウナ室内は一気に高湿高温の熱気に包まれます。加えてスタッフによるアウフグースも定期開催しており、タオルで仰がれる強烈な熱風を浴びれば数分で滝のような発汗が得られます。
AMZAには他にも中温フィンランドサウナやミストサウナがあり、自分のペースで入れる空間も用意されています。水風呂はシングル(10℃以下)に近い冷たさが自慢で、短時間で熱々になった体を一気に冷ます爽快感は格別です。
施設の基本情報
施設名 | AMZA |
---|---|
施設カテゴリ | 大衆サウナ |
サウナの種類 | 乾式サウナ、湿式サウナ |
所在地 | 大阪府大阪市中央区千日前2-9-17 |
アクセス | 御堂筋線 なんば駅 徒歩約5分 |
営業時間・最終受付 | 12:00~翌朝10:00 |
定休日 | なし |
料金目安 | 60分: 1,600円~ |
男女・カップルの利用 | 不可 |
公式HP | https://www.daitoyo.co.jp/spa/amza/ |
口コミ・評判
清潔な店内でお手頃価格なのが魅力です。
サウナだけでなくジャグジーや露天?やらありまして大浴場のついた古き良きサウナが楽しめます。さて。東京ではなかなか見ないのがペンギンサウナという冷たい部屋これはなかなか良かったです。水風呂がそれほど得意じゃ無いのでとても良い体験でした引用元 : Google Map
早く着いたので先ずはサウナに。とにかく館内とても綺麗です。スタッフの方たちも常に何かしらの作業をされ、早め早めに補充等されている印象でした。 水風呂は3か所あり。とくにこの中でも冷水プール内に沈められた整いイス。このイスで魂が何回抜けそうになったことか(笑 サウナ水風呂とも最高!カプセル内も綺麗で宿泊値段もお手頃。 大阪に来た際はまたこちらを利用したいと思います。
引用元 : Google Map
ここは綺麗でロケーションもいい。 料金も考慮すると文句無しです。 サウナは3種類ありました。 温めの湯と水風呂も各種揃っていて サウナで火照った身体をゆっくりと 下げることができる。
引用元 : Google Map
スパワールド – 多彩なサウナと広い外気浴で初心者やカップルにも最適

- 世界の大温泉をテーマに多彩な浴槽が集結
- 複数のサウナと岩盤浴で一日中リフレッシュ
- 家族やカップルでも楽しめるレジャー施設
大阪・新世界にある巨大温浴施設「スパワールド 世界の大温泉」もサウナ好きに外せないスポットです。温泉やプールが充実したレジャー施設ですが、サウナのラインナップも豊富で、男女でテーマの異なる多彩なサウナを楽しめます。
サウナ初心者でも無理なく入れる82~90℃前後の設定が多く、「テマスカル」という低温薬草サウナでは寝転んでじっくり汗をかくこともできます。各エリアには広めの外気浴スペースが確保されており、露天風呂の隣でベンチに座ってゆったり休めるのも嬉しいポイントです。
スパワールドは館内着で利用できる岩盤浴ゾーンも男女共用エリアがあるため、デートでサウナ&お風呂を楽しみたいという場合にも最適です。遊びとリラックスが融合した空間で、自分なりの整いスタイルを見つけてみてください。
施設の基本情報
施設名 | スパワールド |
---|---|
施設カテゴリ | 大衆サウナ |
サウナの種類 | 乾式サウナ、湿式サウナ |
所在地 | 大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-24 |
アクセス | JR新今宮駅 徒歩約2分 |
営業時間・最終受付 | 10:00~翌8:45 |
定休日 | なし |
料金目安 | 1,500円~ |
男女・カップルの利用 | 不可 |
公式HP | https://www.spaworld.co.jp/ |
口コミ・評判
様々なサウナだけで5種類、中でも塩がこれでもかと敷き詰められた塩サウナとサウナストーブを中心に構えるフィンランドサウナは存在感が光っている。
フィンランドサウナには高温と低温があり、どちらもテレビを見ながらゆっくり寛ぐことができる。引用元 : Google Map
大阪旅行の目的にすらなる施設です。アジア趣向のフロア、ヨーロッパ趣向の2フロアに多彩なお風呂とサウナ、コレが男女月替りで入れ替わるみたいです。時間としては明け方まで入浴可能で、個人的な感想ですが、湯船にゆっくりはいり、サウナでじっくり汗をかき、心も体も癒やされました。
引用元 : Google Map
最高でした。世界観、快適さ共に文句なしです。サウナもめちゃくちゃ整いました。
泳げないし一人だしでプールの方には行っていませんが、このクオリティなら多分プールも最高だと思います。
引用元 : Google Map
サウナの整い方に関するよくある質問
サウナで整うのは健康面で危ないというのは本当ですか?
適切に利用すれば、サウナで整うこと自体は決して危険なものではありません。むしろ、定期的なサウナ習慣は血行促進やストレス軽減など健康増進に役立つという研究もあります。
ただし、「ととのう」状態は一種の陶酔感を伴うため、人によってはフラッとめまいに似た感覚を覚えることがあります。このため一部で「危ないのでは?」と言われることもありますが、しっかり水分補給を行い無理のない範囲でサウナに入っていれば問題ありません。
注意すべきは、もともと心臓や血圧に持病がある方や高齢者の場合です。急激な温度変化が負担になるケースもあるので、そういった方は医師と相談のうえ慎重に利用してください。
また、整うことを優先するあまり長時間サウナに籠もったり極端に冷たい水風呂に無理に入ったりすると、脱水症状や血圧の乱高下を招き危険です。あくまで適度な温冷刺激の範囲で楽しむ分には、サウナで整うのは安全でむしろ健康にも良いと心得ましょう。
サウナで整うとはどんな感じですか?
「整う」感覚は一言で表現するのが難しいですが、例えるならランナーズハイや瞑想後の多幸感に近いかもしれません。具体的には、外気浴で休憩しているときに体がスーッと軽くなり、頭の中がクリアになっていく感じです。
心臓の鼓動が落ち着くにつれて手足がじんわり痺れるような心地よさが広がり、嫌なことを忘れてひたすら気持ちいいという状態になります。
視界が少しぼんやりして時間感覚もゆるむような不思議な感覚ですが、不安や緊張はなく穏やかな幸福感に包まれています。「全身の力が抜けてトローンと酔ったようになる」「頭がぽかーんと開放される」と表現する人もいます。
要はサウナ→水風呂→外気浴の後に訪れる究極のリラックス状態で、「このままずっとボーッとしていたい」と思うような心地よさです。
サウナで整うときとめまいを感じるときの違いはありますか?
「整う」と「めまい」は、一見似たようにフラッとする感覚なので混同しやすいですが、質が全く異なります。整っているときは前述の通り心地よい恍惚感があるのに対し、めまいは不快感や危険信号を伴います。
めまいの場合、視界がグラグラ揺れたり白っぽく暗くなったりし、吐き気を催すこともあります。また意識が遠のくような感覚で「このまま倒れるかも」と不安になるでしょう。
一方、整っているときは頭がスッキリ冴えている感覚すらあり、「気持ちいい…」と感じられるのが大きな違いです。もし外気浴中に気分の悪さや強い立ちくらみを感じたら、それは整いではなくただののぼせや血圧低下によるめまいです。
その際は横になって足を少し高くし、深呼吸して休むようにしましょう。逆に「あぁ極楽だ」と思えるのであれば、それがととのいのサインです。要は気持ち良いか悪いかが両者の決定的な違いと言えます。
サウナで整うと吐き気があるなど気持ち悪いと感じることがあるのですが対処方法はありますか?
サウナ中や整う過程で吐き気や気持ち悪さを感じる場合、体からの「無理しないで」というサインです。主な原因は脱水や急激な血圧変動によるものなので、まずはその場でサウナから出て安全な場所に座りましょう。
深呼吸しながら水分(可能ならスポーツドリンク)をゆっくり摂り、体を冷まします。胃の不快感があるときは冷たい水を少し飲むか、氷を口に含むのも効果的です。
無理に水風呂に入ろうとせず、シャワーで適度に体を冷やして休憩しましょう。吐き気が治まらない場合は横になって静かに休み、必要ならスタッフに声をかけてください。
サウナで整うには何分何セットがおすすめですか?
一般的には、サウナ→水風呂→外気浴のセットを2~3回行うのがおすすめです。時間配分としては、サウナ室に入る時間は6~12分程度、水風呂は30秒~1分程度、休憩は5~10分程度が一つの目安になります。
ただしこれは目安であり、人それぞれ適した時間は違います。初心者の方はまず5分程度のサウナ×2セットでも十分効果を感じられるでしょう。
慣れてきたら徐々にサウナ室での滞在を10分前後に伸ばし、セット数も3セットに増やしてみます。上級者でも4セット程度までに留める方が多いです。あまり回数を重ねすぎると、体が刺激に慣れて整いにくくなるとも言われます。
「整いたいからもっとやろう」と欲張るより、質の良い2~3セットを丁寧にこなす方が結果的に深い整いを得やすいでしょう。自分が「気持ちいい」と思える範囲でセット数や時間を調整してみてください。
サウナで整う感覚を勘違いすることはありますか?
はい、特に初心者のうちは整う感覚を勘違いしてしまうことがあります。例えば、サウナを出た後に立ちくらみのようなめまいを感じ、「これが整った状態なのかな?」と思ってしまうケースです。
しかし前述した通り、それは単なるのぼせによる症状であって、本来の整いとは異なります。整うときは気持ち良さが伴うので、少しでも「気分が悪い」と感じるなら勘違いだと思ってください。
無理に「これが整いだ」と思い込んで続けると危険です。最初のうちはなかなか明確に分からないかもしれませんが、経験を積むうちに心地よい整いと不快なめまいの差がはっきりわかるようになります。
また、人の体質によってはサウナで深く整う感覚が得にくい人もいます。その場合、「整わなきゃ」と焦れず、自分なりに気持ち良くリラックスできれば十分だと捉えましょう。
まとめ
サウナで「ととのう」とは、正しく温冷浴を行うことで得られる最高のリラックス状態です。初心者の方でも、準備からサウナ室、水風呂、外気浴という一連の手順を丁寧に踏めば、徐々にその快感を味わえるようになるでしょう。
大切なのは無理をせず、自分の体と対話しながら心地よく入ることです。そして水分補給やマナーなど基本のポイントを守りつつ、時には設備の整ったサウナ施設も活用してみてください。
大阪には今回紹介したように、多彩なサウナ体験ができる施設が揃っています。正しい整い方を実践して、安全に楽しくサウナライフを送りましょう。
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